前田紀貞建築塾 第9期ブログ

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第三課題エスキス−1 !!!

こんにちは

季節もすっかり秋になりましたね
皆さん、台風にはくれぐれもご用心下さい

前田建築塾は、第三課題に突入しました
それでは、先週の前田建築塾の様子を報告致します!!
R0014500.jpg


今回のエスキスでは、課題をより理解してもらう為に改めて説明がされました

改めて、、、第三課題は「自然を受信する庭」になります。

今回は、龍安寺の庭を基に課題の説明がされました。
龍安寺

この龍安寺の庭は、写真でも分かる様に白砂利に岩がポツリと点在しているだけであって
庭自体に特別な意匠は何もありません(=空っぽ)。ですが、そこに、その日の天候(日光・風・雨・雪・氷)や
観測者の意識(喜怒哀楽)が「入力」されると、、、見る人にとって多様な風景を映し出す
「出力」としての「働き」が 目には見えないのですが在ります

このように、それ自体は全くの空っぽだけれども、そこに何かが「入力」されると
「絶え間ない出力がある装置」
を創ること・・・それが第三課題の肝といえます。


他にも「意識野」などの例を出して「庭」に関して説明がされました

塾長が、皆に向けて言いました。
「まず全員何も考えずに目をつむりなさい。・・・目の前には、真っ暗闇が広がっていると思う。・・・
では、そこに真っ赤なリンゴを想像して見なさい」


そうすると、みんな頭の中で「真っ暗闇」の中に「真っ赤なリンゴ」を想像する事が出来ました
りんご


塾長は続けます。
「では、その赤いリンゴを無くしてみなさい」と

塾生の頭の中には、また「真っ暗闇」が広がりました、、、。


塾生は、塾長の指示で赤いりんごを頭の中で、出したり消したりしました。
そのりんごを投影した場所を「意識野」(いしきや)と呼びます。
今回、塾生がりんごを出したり消したり出来た様に、この意識野の中ではあらゆる事を
イメージする事ができます

この意識野は、手に取る事も出来ず「モノ」としては、存在していないのですが、
頭で想像するものを、存在させる為の「働き」のみを備えています

この様に「無い、という在り方で有る」という在り様を「空“クウ”」と呼びます。



一見、「空」は「無」とは同じではないの?と思われるかも知れませんが、全く異なるものです
空は「無と有」2つの次元を含んでいるのです。
分り易く説明しますと
「空」は
ある時には「無」になり(りんごを消す)
ある時には「有」になる(りんごを表す)・・・

といったように有と無の2つの次元を表す「働き」をもっているということになります。
この「働きとしての場所」があるということは、第三課題に求められる「(現象をつくり出す)装置」と同じことといえますね


また、過去の卒塾生の作品も合わせて紹介されました。

■ 建築塾一期生 竹味佑人「CELL OF THE CITY」




■ 建築塾4期生 清水創太「マメノキ」




■ 建築塾八期生 松井周「Fragment Screens」



これらの説明を聞くことで、塾生も、より課題の真意を掴める事が出来ました


説明後、クロとマリリンの現段階のアイディアが発表されました。


■クロ案
・巨大なガラスの板に亀裂を入れ、その上から光を注ぎ込むと亀裂を通じて光が屈折し、風景を描く。

・崖に鉄のボックスを吊す。(トップダウンから考え、まだ装置としての役割は未定)

■マリリン案
・南三陸のリアス式海岸に新たにテトラポットに変わる何かを創る
 (トップダウンから考え、まだ装置としての役割は未定)



塾生の二人は、発表したももの課題の解釈が少し間違っていた為、あまり手応えはありませんでした。
しかし、塾生は前を向いていました
来週は、この課題の真意を理解した上で、様々な案を持ってくることを期待します





講義の最後に、塾長から何故最後の課題が「庭」なのか説明がありました。

「庭とは建築の原初的な装置である。建築自体は、デザインもされていないただの箱でも構わない。
しかし、あらゆる事象を受信し、様々な風景が広がるようになっていなくてはならない。
それはまさに、常にニュートラルな“状態発生装置”ともいえる」


前田アトリエが空間を創造する時は、時間の経過と共に風景が多様に移り変わる空間を目指します。
それは、常にニュートラルで手にとることは出来ません。
ただそこに「現象」として、あらゆる事象を「存在」させるのです!


この第三課題は、これまでの課題とは全く異なります
建築論で学んだことも全てこの作品に活かすことができ、まさに建築塾の集大成です。



今後塾生には、ただ単に「案=PLAN」を考えるだけではなく「実証=DO」と「検証=SEE」
の両方が求められます
案を考えた後、その先の「現象・世界観」を、リアルに分かり易い様に、そして何より
浪漫
を感じさせるように、プレゼンテーションしなければなりません

クロとマリリンには独自の世界観に満ち溢れた作品を「集大成」として創って欲しいと思います


前田アトリエ
安齋寿雄
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