前田紀貞建築塾 第9期ブログ

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第14回目エスキス

こんにちは

すっかり肌寒くなりましたね
春から始まった建築塾も半年を迎えようとしています。時間が流れるのは、
早いですね

さぁ、前田建築塾の様子を報告します
R0014163.jpg



■クロ案
アフリカのモーリタニアにあるアフリカの目と呼ばれるリシャット構造をルールとして進めています。
リシャット構造


今回は、講評会に向けて制作している本番模型の一部を持ってきました。
R0014164.jpg


本番模型は1/150のスケールで作られています。

まだ、模型の1/3しか出来上がっていないみたいですが、これだけで充分大きいです

前回から、内部と外部の仕切りをガラスに、内部の仕切りをパンチング版に変更してきました
また、屋根に厚みをもたせたことで、建築そのものに力強さが生まれ、独特の雰囲気が滲み出るように
なりました。

講評会前ということもあり、塾長の鬼チェックが入りますR0014151.jpg


塾長からは、

・屋根をかけると内部空間の面白さが半減するので、プレゼンの際に内部空間の見せ方に注意すること。

・屋根の厚みがマッシブで面白い。今の流行だと軽くしようと屋根も薄くしようとするのが、今の学生の
 考えだが、その逆をあえて採用したことでより建築の持つ力が強まった。

・添景を入れる際に各々の場所をどう使うかを考え、アピールするためにも空間の中に入り込み、
 楽しみながら配置すること。

などが伝えられました


毎回の事ですがクロも、自分の作品をより良くするために、真剣な眼差しで塾長の言葉を受け止める姿が
見受けられます



次に図面のチェックです
規模が大きい分書き込む量も多くなります。しかし、雰囲気で終わるのではなく内部の機能まで
しっかりと書き込むことが大切です

R0014156.jpg

塾長からは、
・一つ一つの場所を、住宅の時と同じように詰めていく

・文字の大きさが大きすぎてダサい。また文字にも多くの種類があるので、作品のイメージにあった
 種類を選択するように

・図面に色を付けるのはいいが、空間のイメージ、図面の見やすさに気をつけて配色する。

事が伝えられました。


図面チェック中に、塾長から、

「宿泊施設を点在させているが、その理由は?」の問に対しクロは、

「点在させている方が施設内を動きやすいのでは、、、。」と返答がありました。

ここで、塾長から一言。
「質疑の返答は、A=Bの良さを伝え無ければならない!」と

例えば、ここでの模範解答は、
「アーティストインレジデンスということで、作業場(宿泊施設)が点在すると、多中心になり、
より空間に活気が出ると思い、点在させました」ということになります。

質問一つでも、自分の作品がより一層よく見えるように、何より説明的ではなく、相手を楽しませる
ことも忘れてはいけません。建築はエンターテイメントですから


提出まで残り時間僅かとなったクロに対し塾長から

「生きようとする力が作品になる」と一言伝えられました。

建築塾で、建築道を学んでいるクロなら、この言葉の意味が分かるはずです
最後の一秒まで、必死に作品と格闘しより良くして欲しいです

何より、僕もこの作品の完成が楽しみでなりません。





今回は実務プロコースの講義として、現場見学会が行われました。
その様子も報告します。

今回の現場は、「ORANGE」という工事中の作品です。

※ORANGE

002.jpg


003.jpg

005.jpg



この作品が、出来上がるまで定期的に現場見学は行われます


今回は鉄骨の建て方が終わった段階での見学会となりました。実務プロコース、設計演習コースのクロ、
第八期の天久も加わり見学会が始まりました
こうやって、期の垣根を超えて講義に参加する風景も建築塾ならではです

R0014194.jpg


講師は、ORANGE担当の白石隆治です。写真中央の指揮を振るうダンディな漢がそうです
R0014207.jpg


まず、塾生に鉄骨図を配布し、意匠図、矩計図、立面図と照らし合わせながら、説明がされました。
設計演習コースの塾生は、鉄骨図を見るのが初めてなので、プロコースの方に図面の見方を
教えてもらうという微笑ましい風景も見られました
R0014193.jpg

R0014190.jpg


因みに、ORANGEは3次曲面で構成されているので平面図を読み解くのも一苦労です
しかし、白石の頭のなかには、この複雑な空間ですら完全にイメージされています


白石からは、各部分の収まりや、各部材の規格の理由、構造の解き方の説明がされました。
中でも、構造と意匠のバランスについての説明では、プロコースの方も必死にメモをとっていました。

このORANGEは、ピン接合の鉄骨造です。
その場合、各辺に下階から上階までブレースを入れなければならず、
その為に開口からブレースが見える部分が出て来ます。

より一層、ORANGE という空間を存在させるためにも、そのブレースを見えなくする工夫が必要であり、
そこに構造と意匠のバランスの格闘があったと説明されました



最後に白石から
「最初敷地だけの状態を見ると狭く感じるが、そうではなく建築工事が進む中で(建て方、内装、仕上げ)
空間は広く感じられるようになる。設計者は、そのスケール感の推移が事前に把握出来ているか、
確認(設計図書通りの寸法、材料の確認ではなく)することが重要である」

と説明がありました

建築家とは、空間を創造することがまず第一条件です。
なりよりも、出来上がる空間をきちんとイメージできる事が大切なんですね



今回の現場見学会で、アトリエの創作におけるこだわりが塾生にも学んで貰えたかと思います

次回は、一ヶ月後に現場見学会を行う予定であり、
その時は、また違った目線から創作へのこだわり、愛情を学んで貰えるかと思います



設計演習コースのクロは机上の勉強だけでなく、実際に生の現場を見ることでより
リアルに設計課題にも取り組んで行ける刺激にもなったと思います



一ヶ月後が楽しみですね


R0014205.jpg





前田アトリエ
安齋寿雄
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