前田紀貞建築塾 第9期ブログ

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第14回目エスキス

こんにちは

すっかり肌寒くなりましたね
春から始まった建築塾も半年を迎えようとしています。時間が流れるのは、
早いですね

さぁ、前田建築塾の様子を報告します
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■クロ案
アフリカのモーリタニアにあるアフリカの目と呼ばれるリシャット構造をルールとして進めています。
リシャット構造


今回は、講評会に向けて制作している本番模型の一部を持ってきました。
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本番模型は1/150のスケールで作られています。

まだ、模型の1/3しか出来上がっていないみたいですが、これだけで充分大きいです

前回から、内部と外部の仕切りをガラスに、内部の仕切りをパンチング版に変更してきました
また、屋根に厚みをもたせたことで、建築そのものに力強さが生まれ、独特の雰囲気が滲み出るように
なりました。

講評会前ということもあり、塾長の鬼チェックが入りますR0014151.jpg


塾長からは、

・屋根をかけると内部空間の面白さが半減するので、プレゼンの際に内部空間の見せ方に注意すること。

・屋根の厚みがマッシブで面白い。今の流行だと軽くしようと屋根も薄くしようとするのが、今の学生の
 考えだが、その逆をあえて採用したことでより建築の持つ力が強まった。

・添景を入れる際に各々の場所をどう使うかを考え、アピールするためにも空間の中に入り込み、
 楽しみながら配置すること。

などが伝えられました


毎回の事ですがクロも、自分の作品をより良くするために、真剣な眼差しで塾長の言葉を受け止める姿が
見受けられます



次に図面のチェックです
規模が大きい分書き込む量も多くなります。しかし、雰囲気で終わるのではなく内部の機能まで
しっかりと書き込むことが大切です

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塾長からは、
・一つ一つの場所を、住宅の時と同じように詰めていく

・文字の大きさが大きすぎてダサい。また文字にも多くの種類があるので、作品のイメージにあった
 種類を選択するように

・図面に色を付けるのはいいが、空間のイメージ、図面の見やすさに気をつけて配色する。

事が伝えられました。


図面チェック中に、塾長から、

「宿泊施設を点在させているが、その理由は?」の問に対しクロは、

「点在させている方が施設内を動きやすいのでは、、、。」と返答がありました。

ここで、塾長から一言。
「質疑の返答は、A=Bの良さを伝え無ければならない!」と

例えば、ここでの模範解答は、
「アーティストインレジデンスということで、作業場(宿泊施設)が点在すると、多中心になり、
より空間に活気が出ると思い、点在させました」ということになります。

質問一つでも、自分の作品がより一層よく見えるように、何より説明的ではなく、相手を楽しませる
ことも忘れてはいけません。建築はエンターテイメントですから


提出まで残り時間僅かとなったクロに対し塾長から

「生きようとする力が作品になる」と一言伝えられました。

建築塾で、建築道を学んでいるクロなら、この言葉の意味が分かるはずです
最後の一秒まで、必死に作品と格闘しより良くして欲しいです

何より、僕もこの作品の完成が楽しみでなりません。





今回は実務プロコースの講義として、現場見学会が行われました。
その様子も報告します。

今回の現場は、「ORANGE」という工事中の作品です。

※ORANGE

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003.jpg

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この作品が、出来上がるまで定期的に現場見学は行われます


今回は鉄骨の建て方が終わった段階での見学会となりました。実務プロコース、設計演習コースのクロ、
第八期の天久も加わり見学会が始まりました
こうやって、期の垣根を超えて講義に参加する風景も建築塾ならではです

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講師は、ORANGE担当の白石隆治です。写真中央の指揮を振るうダンディな漢がそうです
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まず、塾生に鉄骨図を配布し、意匠図、矩計図、立面図と照らし合わせながら、説明がされました。
設計演習コースの塾生は、鉄骨図を見るのが初めてなので、プロコースの方に図面の見方を
教えてもらうという微笑ましい風景も見られました
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因みに、ORANGEは3次曲面で構成されているので平面図を読み解くのも一苦労です
しかし、白石の頭のなかには、この複雑な空間ですら完全にイメージされています


白石からは、各部分の収まりや、各部材の規格の理由、構造の解き方の説明がされました。
中でも、構造と意匠のバランスについての説明では、プロコースの方も必死にメモをとっていました。

このORANGEは、ピン接合の鉄骨造です。
その場合、各辺に下階から上階までブレースを入れなければならず、
その為に開口からブレースが見える部分が出て来ます。

より一層、ORANGE という空間を存在させるためにも、そのブレースを見えなくする工夫が必要であり、
そこに構造と意匠のバランスの格闘があったと説明されました



最後に白石から
「最初敷地だけの状態を見ると狭く感じるが、そうではなく建築工事が進む中で(建て方、内装、仕上げ)
空間は広く感じられるようになる。設計者は、そのスケール感の推移が事前に把握出来ているか、
確認(設計図書通りの寸法、材料の確認ではなく)することが重要である」

と説明がありました

建築家とは、空間を創造することがまず第一条件です。
なりよりも、出来上がる空間をきちんとイメージできる事が大切なんですね



今回の現場見学会で、アトリエの創作におけるこだわりが塾生にも学んで貰えたかと思います

次回は、一ヶ月後に現場見学会を行う予定であり、
その時は、また違った目線から創作へのこだわり、愛情を学んで貰えるかと思います



設計演習コースのクロは机上の勉強だけでなく、実際に生の現場を見ることでより
リアルに設計課題にも取り組んで行ける刺激にもなったと思います



一ヶ月後が楽しみですね


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前田アトリエ
安齋寿雄

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前田建築塾実務プロコース

こんにちは

9月も中旬になり、肌寒くなりましたね
この季節になると、年明けも意識しちゃいますよね

さぁ、建築塾の様子を報告致します


今回は、建築塾の実務プロコースについてアナウンス致します


まず、実務プロコースとは
ご存知でない方に、もう一度説明させて頂きます

実務プロコースとは、今年度から新設されたコースであり、
実際に社会に出て設計業務に従事する人、独立した・したい人のための特別カリキュラムが実施される
講義内容となっております

※実務プロコース詳細

内容としては、

・今、建築家は何を問題にすべきか?
・世界の観方(建築創作の要)
・思想とデザインの論点とは何か?
・CG・動画・模型の制作法
・実施図面・ディテール図面
・現場監理の方法
・不具合を作らない為
・建築家が知っておくべき法律
・そもそも建築設計とは 
etc、、、、

等など、建築創作の根源である思想を始め、より実践的な建築講義まで密実に行われます

実務プロコースの塾生も独立されている方や、お勤めの方など様々集まっており
建築をもっと学びたいという姿勢から講義も毎回ヒートアップしています


先週、行われた実務プロコースの講義内容は「セルフビルド」です。
前田アトリエで実際に行われたセルフビルドを基に、より実践的な講義が行われました


今回は、「EAST&WEST」で制作されたテーブルを中心に講義が始まりました
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講義には担当の黒瀬も講師となり、セルフビルドの注意点や制作秘話など、実際に担当者だからこそ
体感した経験も踏まえ講義内容が進められました

写真


写真3


塾生たちからは、些細な事も聞き漏らさないように真剣にメモを取る姿見受けられます。
それに応え、前田を始めスタッフも真剣勝負で講義に望みます。

今回のセルフビルド(テーブル製作)にあたり、デザインを担保しつつ家具としての役割、例えば
水平垂直を間違いなくとるための工夫、エイジング加工の裏話、長期間使用していただくための工夫、
使用中に事故が起きない為の工夫、心構えなどが話されました。

そして、最後には、まずは相手を喜ばす、楽しめさせることが一番大事であり、
建築はエンターテイメントだ」という言葉で締めました。

それは、何かを創作するにあたって、一番大事なことは決して自己満足で終わるのではなく、まずは根底には
相手を思う気持ちがなければならないということですね


毎回、講義の後の塾生の顔を見ると、何か大切な事に気付かされた爽やかな顔つきになっている姿が
よく見られます
難しい創作の根源にある思想や心構えを、分かり易い言葉や例で説明することによって、自分の身に
受け落とすことが出来るからだと思います



講義の後は、設計演習コースも交えて宴がスタートします
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社会に出て実際に建築と格闘しているからこそ、建築に対する深い愛情や思想、悩みなどが有り、
宴での会話は、止まること無く夜遅くまで行われます


実務プロコースの第一期は、今年で終わり来年から第二期がスタートします
興味のある方は、もちろん見学自由ですのでお気軽にアトリエに足をお運び下さい。

もちろん宴のみの参加も大歓迎です。
百聞は一見に如かずです
皆様のお越しをお待ちしております

前田アトリエ
安齋寿雄










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第13回目エスキス

こんにちは

朝や夕方になると、外は結構肌寒いですね
季節の変わり目には、体調を崩しやすいので皆さんのどうかお気をつけ下さい


建築塾は、第13回目のエスキスを迎えました。塾生にも焦りが見え始めました
第二課題の発表まであと僅かです

それでは、建築塾の様子をお伝えします

■クロ案

アフリカのモーリタニアにあるアフリカの目と呼ばれるリシャット構造をルールとして進めています
リシャット構造

今回は、敷地にモーリタニアのを落としこんできたものにクロの手が加えられてきました。
この構造の風で削られた部分にレベル差をつけてきた事と、壁の透過率のスタディを進めてきました
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まだ、スタディの途中ですが、全体的にのっぺりした印象があります
ここで塾長から、アドバイスがありました


「物の構成を考える時には、最低3つの種類が必要だと。例えばS、M、Lなど。あまり多すぎるのも場合によっては良くない方向へ行くが、まずは最低3つを組み合わせる事で構成もより豊かになると」


クロのスタディ模型を見るとまだ、レベルを上げた状態しかありません
ここに、レベルを下げた部分を足すことで、GLと平らな場所、上がった場所、下がった場所のの3つの
構成が出来上がり、組み合わせる事でより豊かな空間になります


また、壁の透過率に関して、クロは、壁で主体の構成を考えてきましたが、これだけの壁量が
ある建築で透過率0の壁を多く用いるのは、空間が重くなる懸念が有ります

まだまだ、スタディによる検討が必要では有りますが、透過率50%のパンチング版や、
0%のガラスを多く使ったほうが、より複雑な空間になる気がします


前回、お話したプログラムに関してもまだまだ考える余地がありました
塾長から「面白い形だけ提示して終わりではなく、プログラムと形態を結びつけて、
建築としての機能をしっかりと提示しなければならない」と指導がありました。

これだけ、複雑で面白い形にはきっと「あ~なるほど」と言いたくなる機能としての
建築の使い方があるはずです
本人は、少し頭を抱えていましたが、未だみることのない
クロだけの世界観を提示して欲しいと思います


今回のエスキスを通じて、第二課題は第一課題とはルールの難易度や建築自体の大きさが
格段に上がっているので、作業の進め方に少し戸惑いがあるように感じられました
こんな時こそ、第一課題の時に伝授したデザインメソッドや手(模型作成)と頭(デザイン)を
同時に動かすということ、もう一度思い出して作業に励んで欲しいと思います

いよいよ、提出まで期限が限られてきました。今回の課題の様に、大規模な建築になると
一人で対応出来ない部分も出てきます
そんな時は、お手伝いさんを何人かつける必要が出てきます。
それは、学校の友人、先輩、後輩、家族、彼女、、、など人によって様々ですが、
自分の下に人をつけるということは、その人の人間力も試される事でも有ります

クロと出会ってまだ半年も経っていませんが、きっとクロにはたくさんのお手伝いさんが出来るはずです。
絶対に、提出して世界観を提示してやる!!という気持ちを忘れずに総力戦で
この課題に立ち向かって欲しいです



前田アトリエ
安齋寿雄



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第12回目エスキス

こんにちは

夕暮れが少し早くなり、改めて夏の終わりを感じる今日このごろです
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

建築塾は、熱気ぷんぷんの第二課題真っ最中です

それでは、建築塾の様子をお伝えします!

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■クロ案
アフリカのモーリタニアにあるアフリカの目と呼ばれるリシャット構造をルールとして進めています。

リシャット構造

この形状は、長年の風化や浸食によって岩石部分が削られて出来上がったものです。
直径は約50kmに及び、宇宙空間からでないと、その全容は掴めないそうです

この形状を、今回の課題である江ノ島の敷地に当てはめ、壁を立ちあげて来ました
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クロは、このリシャット構造が出来るプロセスは見いだせませんでしたが、
建築化してゆく中で、独自のサブルールを見つけ出し検討してきました

例えば、
閉じている線を外部に
風によって削られて出来ている部分を屋根に傾斜をかけてみたりと、、。

クロは、毎回のエスキスで何かしらの自分の手垢を残そうとしてきます。
先生に指導されただけでなく自分からもっと作品を良くしようという気持ちが毎回伝わってきます


クロが持参した模型を見た塾長は「求心性もあるが、遠心性もある。そこが面白い!
欧米の構築的な建築は内へ(中心)へ向かって完結することを望んでいるが、
この模型にはそれと同時に中心を嫌う向きもある。その両義的なエロティシズムが面白い」と。

建築論で勉強した、ツリー構造とセミラティス構造のことですね。どちらにも偏ることもなく、
両方の性質を併せ持っているからこそワクワクする部分があるんですね


塾長から、今後スタディを進めて行くために2つの指針が言い渡されました。

・複雑な平面形状をしているからこそ、壁の透過率がキーとなる。

・プログラムが成立する物語を形態の中に埋め込んで行く


特にプログラムに関して、クロは建築の形状、敷地、を充分考慮しながら提案しなければなりません。
スタディ模型の段階で、面白い形が出来上がっているので、形や場所がプログラムとより密になった時に
この作品は、より一層骨太になってゆくのです。

クロの作品には狭い場所、広い場所、うねうねの場所など様々な場があります

そこにどんなプログラムを提案するのか、そしてそのプログラムを
敷地に代入した際に、どんなドラマや事件が起きるかを頭をフル回転させて想像して、
江ノ島という場所に大きな影響を与える建築を創造して行かなければならりません



夏も終わり、第二課題の講評会まで残り三週間とわずかになりました。
敷地の大きさや、クロが今進めている案は、卒業設計と引けをとりません

模型を作るだけでもかなりの耐力を使うと思いますが、第一課題同様に、決して悔いが
残らないように、作品を作り上げ、建築塾の歴史に名を刻む作品を作り上げて欲しいです




前田アトリエ
安齋寿雄






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Author:t_anzai
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