前田紀貞建築塾 第9期ブログ

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前田建築塾第三課題講評会!!

こんにちは

ついに12月に入り、今年の終わりを感じ少しさびしく思う今日このごろです。

前田建築塾は、先日最後の講評会が行われました。
塾生の晴れ舞台の日です

春からに入塾した塾生の顔つきは、この半年間ですっかり変わったのを感じます


それでは、前田紀貞建築塾第九期生第三課題講評会の様子をお伝えします。
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今回の講評会も塾長、アトリエスタッフが審査員となり講評を行います。


■クロ案
「煙の都」
クロ

幼少時代の遊び場であった親戚の工場での原風景を、渋谷のスクランブル交差点に喫煙所の中に再現。
煙と光に包まれた空間は、物の輪郭や淡い煙の中を通過した渋谷の光(電光掲示板、車のライト、信号)
などを鏡面の筒で出来た装置によって受信し、第二の自然として提示する。


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喫煙所の壁として、この装置が設置され渋谷の光を受信します



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筒の中をアップした写真です。光が乱反射しているのが分かります


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クロの提示する庭を皆でチェックします

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喫煙所内部の様子です



講評では、
・プレゼンに余計な言葉多く、幼少時代の原風景と作品の質が繋がっていない
・自分の中にある原風景を、普遍的に伝えるプレゼン方法をもっと考えるべき
・提案する相手が明白でないため、濃密な原風景と作品の質にギャップを感じる。
・都市に対するロマンをクロ自身感じていないために、作品の現象を装置頼みになってしまい
 本質を見失いかけている。都市の中の自然を第二の自然として提示するならば、
 もっと都市と格闘すべきではないか
・装置の素材が新しすぎる。原風景を感じさせるのであれば、もっと泥臭い素材や、
 表現方法を提示するべきではないか

等挙げられました

クロの作品は、プレゼンを聞いていて、あらゆるキーワードが作品の質と最終的に結びついていない
ように感じられました。装置をじっくり見てみるとそこで起きる現象には可能性を感じます。
しかし、1つのストーリーとしてまとまっていないために、疑問が生まれ、その疑問が
作品の質を素直に落とし込めない印象を皆に持たれてしまったのが残念です


しかし、プレゼンするクロの目や、質疑にハキハキと受け答えする様を観ていると、
作品に対する愛情を感じますし、作品をこの建築塾の集大成として残すという意気込みを感じました
プレゼンをやり終えたクロは、多くの指摘を受けて真摯に受け止めて今後の建築道に
活かしていって欲しいと思います


■モヒカン案
「The shape of sounds」
プレゼンシート


渋谷センター街入り口に、“音”を受信する装置を作り、その音の周波数によって砂の粒子に
模様(クラドニ図形)を発生させ、天井に出来た模様が空間に陰影を与えることで、
街中でざわつく様々な音(基調音・標識音・信号音)を可視化することで第二の自然として提示する。

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様々な音で浮かび出る模様を実際に再現しました。


講評として
・ 普段垂れ流しになっているだけでの音を光で表現するコンセプトは面白いが、建築空間とし 
てまだまだ未熟である。
・自然界の原理・原則を発見するだけでなく建築化しないといけない
・実際に空間体験してみたい、、。
・もっと音で建物そのものや都市を変えるスケールで計画しても良かったのでは

等挙げられました。


モヒカンの見つけた現象は、非常に面白かったのですが、建築化されるまでに至らなかったことは残念でした。
モヒカンは、プレゼンボードと模型でプレゼンしたのですが、そこで起きる得る現象を執拗なまでに
表現した1枚のCGがあれば、モヒカンの案を納得する人も多かったと思うと残念です

クロもモヒカンも最後は、プレゼンに関する指摘事項が多かったと思います。
この第三課題は、プレゼンがかなり重要視されるだけあって内容に関して、
もっとブラシアップ出来たのでは?という印象です

ですが、二人共、最後の一秒まで案と格闘して事は、肌で感じることが出来ました

この第三課題は、これまでの課題とは求められる質が異なるだけあって、大分悩んだと
思いますが、この課題を通じて学んだことを次に活かしていって欲しいと思います


次は、設計演習コースを少し変則的に行っている高司さんが第一課題である
「ルールを用いた設計」として住宅の途中段階のプレゼンを行いました。

■ 高司案
1130 塾

高司案は、トランプをめくって出た数字と絵柄の偶然性を基に、建築空間を創ってゆこうとするものです。
敷地にX、Y軸の1〜13の値までの座標を作り、ランダムにきったトランプを山から一枚ずつ
引きその値を座標に記していく。書き込んだ座標を順番に、対角の関係になるように四角で囲っていき
その平面形状に高さのルールを与えて立ちあげていく。出来上がった図形を敷地の形状に合わせる様に
回転やレベル差の操作を行った。

今回は塾長だけでなく、アトリエスタッフも高司さんの案に指導を行いました。

設計長の白石から
「あなたは、この作品自分でどう思う?」との質問に

高司さんは「普通の住宅っぽくてつまらないと思います、、、。」
と答えました。

白石から、
「もっと純粋にルールにしたがって、出て来た形と格闘して空間を作っていって欲しい。
まずは、これまで自分が持っていた住宅の固定概念を捨てることからだ、、。」
と指導が入りました

高司さんは、ルールで出来上がった形を敷地や使う人の利便性に合わせた調整を行ったために、
ルールによって出来上がる建築のダイナミクスが失われてしまったことが原因と思われます。
それによって本来起こるであろう、事件事故が無くなり、あっと驚くような空間が影を潜めて
しまったのです

高司さんには、もっと純粋にルールに従い何か得体のしれない物を作ってやるという
気持ちで案をブラッシュアップしていって欲しいと思います


ここまでが塾生のプレゼンの一部です。
次にアトリエスタッフや卒塾生による「自分プレゼン」を行いました。
自分プレゼンとは、自分自身が大切にしている事やこれまでの人生での経験がどう今に活きているかを
発表することです。


ある女性スタッフは、「女道心得」について、またあるスタッフは学生時代に励んだ
アーチェリーについて、プレゼンしました。

今回、皆さんにお伝えするのは前田建築塾第三期生である
辻真悟さんのプレゼンです。

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題して
− 創造とオリジナリティについて −
キング・クリムゾンとマイルス・デイヴィスが教えてくれたこと



真悟さんは、以前アメリカでスタジオミュージシャンを生業としていた経験があり、
キング・クリムゾンとマイルス・デイヴィスを通じて創作の姿勢を学んだ事をプレゼン
しました


マイルス・デイヴィスは当時の流行とは正反対の音楽をやり続け、
ジャズの約束をぶっ壊す!!、ジャズをぶっ壊す!!、音楽をぶっ壊す!!という意気込みで創作活動に励んだそうです。
次々に新しい事をやり続けたマイルス・デイヴィスは、決して過去の成功体験にしがみつくこと無く
自分の野心を最後まで音楽で表現したそうです


次にキング・クリムゾンの説明がありました、
彼らもまたマイルス・デイヴィスと同じように、普通のロックからいかに外にはみ出ることを
考えながら創作活動を進め、外の言語(クラシックやジャズ)を用いてロックの常識を変えました。
どれを聞いていても実験的で新しいのだけれどもメロディやCDジャケットからは
キング・クリムゾンの空気を感じ取れるとのことです

最後にまとめとして
キング・クリムゾンとマイルス・デイヴィスの創作に対する情熱を踏まえ

・試行錯誤すること
・その都度やりきること
・やり切ったら次にいくこと
・スタイルなどクソくらえ
・「1+1≧2」を信じること(他力)
・己より大きな大義に身を委ねること


これらを基に人生や創作活動を行っているそうです!

キング・クリムゾンとマイルス・デイヴィスの生き様を聞いて本当にカッコイイと思いました。
人と同じ轍を歩かないことや、過去の成功体験に固執しないという事は、簡単そうで
非常に難しいことだと思います。しかし、人生を振り返って見ると、困難な道こそ
素晴らしかったと思えるはずです

塾生ともども私も勉強させられました。
真悟さん、ありがとうございました!


さぁ、講評会が終わったところで宴の突入です!!!
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宴では、料理番長の松下が塾生に渾身の一皿でおもてなしです


楽しい宴もさることながら、塾生からこの半年間をそれぞれ振り返って貰いました。
各人から、この建築塾を通してより建築が好きになったことや、生きる事に対して
の考え方が変わったなどの声をもらえました。


そして、いよいよ第三課題の講評が行われました。
今回は、、、、
最優秀賞、優秀賞ともに該当者なしという残念な結果でした

自分もクロの三連覇を期待していただけに残念だったのですが、それ以上にクロも悔しがって
いたと思います。何回も言うようですが、この経験を次に活かさなければこの経験は意味がありません。
クロの真っ直ぐな気持ちがあれば出来ると思います

塾は今回で終わりましたが、一度この塾で出会った以上、この縁を塾生と大切にしていき
共に建築道を歩んでいきたいと思います

さぁ、非常に残念ではありますがこの前田建築塾第九期のブログは今回で終了です。
私も春からTAとして、建築塾・塾生から改めて建築の面白さや奥行き、物を学ぶ上での姿勢や
思想など多くの事を学ぶ事が出来ました。

また毎回、駄文ながらご覧になっている皆様にも感謝申し上げます

別れあれば出合いあるということで、1月18日(土)から建築塾第10期がスタートします。
また、来年度も建築に対する情熱がある方に、出会えればと思います!
因みに前田紀貞建築塾でチェックお願いします!

それでは皆さんまたの機会に


前田紀貞アトリエ
安齋寿雄




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こんにちは

ついに12月に入り、今年の終わりを感じて少しさびしく思う今日このごろです。

前田建築塾は、先日最後の講評会が行われました。
塾生の晴れ舞台の日です。

春からに入塾した塾生の顔つきは、この半年間ですっかり変わったのを感じます。


それでは、前田紀貞建築塾第九期生第三課題講評会の様子をお伝えします。


■クロアン
「光と煙」
・幼少時代の遊び場であった親戚の工場での原風景を、渋谷のスクランブル交差点に喫煙所の中に再現。
 煙と光に包まれた空間は、物の輪郭や淡い煙の中を通過した渋谷の光(電光掲示板、車のライト、信号)
 などを鏡面の筒で出来た装置によって受信し、第二の自然として提示する。



講評では、
・プレゼンに余計な言葉多く、幼少時代の原風景と作品の質が繋がっていない
・自分の中にある原風景を、普遍的に伝えるプレゼン方法をもっと考えるべき
・提案する相手が明白でないため、濃密な原風景と作品の質にギャップが感じる。
・都市に対するロマンをクロ自身感じていないために、作品の現象を装置頼みになってしまい
 本質を見失いかけている。都市の中の自然を第二の自然として提示するならば、もっと都市と格闘すべきだ
・装置の素材が新しすぎる。原風景を感じさせるのであれば、もっと泥臭い素材や、表現方法を提示するべき

等挙げられました。

クロの作品は、プレゼンを聞いていて、あらゆるキーワードが作品の質と最終的に結びついていないように
感じられました。装置をじっくり見てみるとそこで起きる現象には可能性を感じます。
しかし、1つのストーリーとしてまとまっていないために、疑問が生まれ、その疑問が
作品の質を素直に落とし込めない印象を皆に持たれてしまったのが残念です。


しかし、プレゼンするクロの目や、質疑にハキハキと受け答えする様を観ていると、作品に対する
愛情を感じますし、作品をこの建築塾の集大成として残すという意気込みを感じました。
プレゼンをやり終えたクロは、多くの指摘を受けて真摯に受け止めて今後の建築道に
活かしていって欲しいと思います。


■モヒカン案
「The shape of sounds」
渋谷センター街入り口に、“音”受信しる装置を作り、その音の周波数によって砂の粒子に模様(グラドニ図形)
を発生させ、天井に出来た模様が空間に陰影を与えることによって、街中でざわつく様々な音(基調音・標識音・
信号音)を可視化することで第二の自然として提示する。


講評として
・普段垂れ流しになっているだけでの音を光で表現するコンセプトは面白いが、建築空間として
 まだまだ未熟である。
・自然界の原理・原則を発見するだけでなく建築化しないといけない
・実際に空間体験してみたい、、。
・もっと音で建物そのものや都市を変えるスケールで計画しても良かったのでは

等挙げられました。


モヒカンの見つけた現象は、とても面白かったのですが完璧に建築化されるまでに至らなかったのは
残念でした。モヒカンは、CGと模型でプレゼンしたのですが、そこで起きる得る現象を執拗なまでに
表現した1枚の


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第三課題エスキス-6

こんにちは


季節は、もうすっかり冬ですね。朝、肌に触れる冷たい空気が
心地よく感じる今日このごろです
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

建築塾は、提出まで2週間を切ったということもあり、いよいよ佳境に入ってきました。
また、今回から新しい塾生も加わり益々盛り上がって来ました

それでは、今週の建築塾の様子をお送り致します。

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クロ案
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・ 表面に溝を付けたアクリルの板を積層させたものを、渋谷の喫煙所に設置し、
 アクリルの溝を通して煙を吸い上げ、アクリルのよる光の反射と屈折、
 煙というフィルターを通して、「都市と煙」を再認識(=第二の自然)させる

アクリル板に、溝をつける際に熱で切れる彫刻刀を用いて、
あの硬いアクリル板に多くの溝をつけてきました
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また、その彫刻刀でアクリルの丸棒に多数の穴を設けたものも作ってきました
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さらに、鏡面の筒にアクリルの丸棒を詰め込んだ物も、、、
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これらの材料の使い方はまだ未定ですが、クロは毎回塾の講義の度に新しいアイデアを
ドンドン持ってきます
先週で、アクリルの板を使うと決めたにも関わらず、より案を良くする為に
他の素材の可能性にチャレンジする姿がみることが出来ます

そこにクロの生きようとする力強さを垣間見ることが出来ます

塾長からは、
「どの装置もあらゆる可能性を秘めている。では、その装置を使って案を最大限活かすように、、。
素材がもつ可能性以上の表現で新しい世界観を提示すること」

と指導が入りました。

また、
「建築のオリジナルをやるということは、こういった新しい素材にどんどんチャレンジすることだ、
素手の方法で使えそうな材料にこそあらゆる可能性を秘めている、普段見慣れている素材のもつ力を
再発見させるアイデアこそ面白い!」
と塾長は言っていました!

塾長の言うとおり、僕たちは普段作業する際に、決められた?素材ばかり使う傾向があります
模型でいえばスチレンボードやカスミソウ等、、のことですね

しかし、いつも通りの素材ばかり使っていては、知らず知らずのうちにそこに「誰かの後追い
が入り込みます。そこに未だ見ぬ世界が顔を出す可能性が少なくなります。
常に、新しい表現方法を模索しながら素材・案格闘する事が大事ということですね。

クロは、案も素材も大きな可能性を持っています。では、その素材からどの様な装置を作り、
実際に提示される案が本当にその「現象」が起きるのかを検討し、より良く見せるための
プレゼン方法を検討していって欲しいと思います


■ マリリン案
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・南三陸の港や、リアス式海岸に『額』を設置しその額を通して世界を切り取り見える風景や
 変わりゆく情景を第二の自然として提示する。

今回の案を表現するにあたり自分が考えているイメージを皆にプレゼンしました


塾長からは、
「まだ、頭のなかでポッと浮かんだアイデアを使い回している感じがある、、。
大切なのは、作品の花の部分ではなく、根の部分だ。一番大切な作品の根の部分をしっかりと固めて欲しい、、。
また、せっかく南三陸という場所を見つけたのであれば、そこを活かすためのアイデアをひねり出すこと。」

と指導が入りました

マリリンは、モノを創造する際に、どうしても一番華やかな部分から考えてしまいがちです。
しかし、大切なのは、根の部分です。この根の部分が太くなければ決してきれいな花は咲きません

もう一度、設計演習、建築論を通して学んだ事を思い出し、モノを創造する際に一番大切な思想
を振り返ってほしいと思います

案の方向性としては、南三陸の海岸沿いに並ぶテトラポットを用いて
第二の自然を提示するという事に決まりました


普段見慣れた風景に、どんな世界観を見いだすのかをさせるのか、テトラポット・素材と格闘して
提出まで案をまとめて欲しいと思います


■ モヒカン案
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・人体若しくは街中で発せられる、“音”を利用して砂の粒子で模様をつくり
 その模様で、空間に変化を与える装置によって、街中でざわつく様々な音を再認識させる。

モヒカンは、前回の講義で、音が作り出す模様を発見し、今回の講義で、
その模様を作り出す装置とその装置を通してどんな出力が行われるか検討してくるはずだったのですが、
音を拾い集める装置のアイデアが浮かばず、あまり前回と進展はありませんでした

塾長からは、
「装置を考える際に、この装置であれば模様が出来るであろう、、、。ではなく実際に模様が出来る様に
考えを進めていくこと。モヒカンのプレゼンを聞いていると出来ない理由ばかり述べている様に思える。
建築のアイデアを進めていく中で大きな壁にぶつかる。そこで「なんとかしよう」とする力で作品を
創り上げていくと、想像もしない作品が出来上がる。」

と指導が入りました。
モヒカンの案を聞いた時に誰もが驚きました。せっかく素晴らしいアイデアの種を見つけたのであれば、
それを活かすのも殺すのもモヒカン次第です

さらに塾長から
「目の前の状況から逃げないこと、、。自分は絶対に出来るんだ!という気迫である意味自分で自分を
洗脳』すること必要。それは、創作行為の最初の心構えだ」と一言ありました。

このブログでも何回も言う言葉ですが、

為せば成る、為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の成さぬなりけり


ですね!!

あとは、モヒカン本人の生きようとする力(=建築道)だけということですね!
他の塾生と同じく、提出まで残り僅かなので、歯をくいしばって作品との間にある大きな壁
を乗り越えていって欲しいと思います


■高司案
敷地にX、Y軸の1〜13の値までの座標を作り、ランダムにきったトランプを山から一枚ずつ引いき
その値を座標に記していく。書き込んだ座標を順番に、対角の関係になるように四角で囲っていき、
その平面形状に高さのルールを与えて立ちあげていく。
R0014876のコピー

R0014877のコピー


塾長からは
「出来上がったボリュームに空間を与えていき、このままでは単調になりそうなので
 角ボリュ―ムをズラし、そのパターンを尽くすこと」
と指導が入りました

これは、「ルール」として充分に使えそうです
1〜13までのグリットと、トランプを引いて平面形状を決定するという単純なルールから、
どんな複雑な空間が出来上がるのか楽しみです

あるルールにて形が見えて来たならば、次のステップとして


①:ズラし
スラブ、ガラス、壁、吹き抜けの位置をズラす(垂直に・水平に)ことで、半内や半外の曖昧な
空間ができ多くの場所を作ります。

②:透過率の検討
0〜100%まである壁の透過率を検討し、より豊かな生活を検討します。

等を検討してみることが要請されます。
その他にも、

・ 大きいものを1つより小さいものを多く
・ 場合の数を尽くす
・ 次元の構成
・ 生かす殺す
・ 共通項
・ 串刺し団子
・ 取っても変わらないもの
・ 建築の中にある敷地
・ アンバランスのバランス
・ 内部の外部化


等の建築塾の秘伝のデザインメソッドを用いて、可能な限り検討を重ねていって欲しいです!

高司さんの目をみると、絶対に良い物を作ってやるという強い意志が感じられます!
プレゼン日は、他の塾生と同じく11月30日ということもあり、残り2週間しかありませんが、
必ずや作品を創り上げると信じています



さぁ、プレゼンまで2週間を切りました。ここからは、本当に自分との闘いだと思います
塾生には、たったひとつの最優秀賞を目指して絶対に良い物を作ってやる!一番は俺になる!!
といった覚悟で、残りの日にちに立ち向かって欲しいと思います。


また、プレゼン当日はどなたでも見学可能です!春から始まった塾生の最後の大舞台を
是非とも応援しに来て下さい!
当日、多くの方にお会いできることを楽しみにしております


前田アトリエ
安齋寿雄


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第三課題エスキス−5

こんにちは

最近は、一段と冷え込んできましたね
気がつけば、もう11月中旬になろうとしています。
本当に時間が経つのが早く感じる今日このごろです

皆さんいかがお過ごしでしょうか?
建築塾では、プレゼンをむけて塾生がどんどん案を出してきました!

それでは、今週の建築塾の様子をお送り致します。
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■ クロ案
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先週まで、アクリルの板を積層させた空間に、ある敷地の風景を受信させ、
そこから見える風景をアクリルの光の屈折によって未だ見ぬ世界観として提示する案で
いくはずだったのですが、そこから検討を重ね、、、

・ 表面に溝を付けたアクリルの板を積層させたものを、渋谷の喫煙所に設置し、
 アクリルの溝を通して煙を吸い上げ、アクリルのよる光の反射と屈折、
 煙というフィルターを通して、「都市と煙」を再認識(=第二の自然)させる案に変えて来ました

塾長からは、
「考え方は非常に良い。劣悪な環境で、現代には必要とされなくなりつつある喫煙所をある
建築的操作によって、見たことも無い空間になるのは、、。」

と指導が入りました

クロは、今回の講義までにアクリルの板と相当格闘したと思います
毎回、何事真剣に立ち向かう愚直な男です

さらに、塾長からは
「では、実際にどうやって煙を吸い上げるのか?と、都市と煙を出力することによって
何を感じさせるのかを検討を進めること」

と指導が入りました

これは、他の塾生にも言える事ですが、
PLAN(計画)→DO(実行)→SEE(検証)という事ですね!

案は、非常におもしろいと思います。しかし実際にどういった出力・現象が起きるのかを
検討しなければ、プレゼンの際に見る人を納得させる事ができません
もう、プレゼンまでに時間がないのでしっかりと検討(SEE)する事と、
都市と煙のストーリ−を構成することをドンドン進めていって欲しいと思います

またストーリを作る際に塾長からアドバイスがありました。
「創る物の背景には、自分の『言葉』が大きく関わってくるので、より良く作品を見せるためにも
言葉の扱いに注意すること」
とありました

たった1つの言葉を別の言い方に置き換えるだけで、人の感じ方は大きく変わってきます
自分が発する言葉というものは、想像以上に重いと真摯に受け止めて、
案のストーリづくりにも手を抜かずに進めて行かなければなりません





■マリリン案
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・南三陸の港や、リアス式海岸に『額』を設置しその額を通して世界を切り取り見える風景や
 変わりゆく情景を第二の自然として提示する。


塾長からは、
「モノを創造する際に『部分』から始める所がある、、。部分の細かい箇所にこだわりすぎて
 全体が構成されていない。だから、まずは全体の大きなイメージ(=世界観)を想像し
 構成していくこと。その次に部分の詳細を詰めていくこと。」

と指導が入りました

マリリンは、もう一度第三課題の真意を理解し、自然を受信し、ある装置を通じて出力された際に
どういった世界感を提示されるのかを再考しなければなりません

あと、どうして作品の質が「私」(自律)寄りになっているのも気になります

モノを創造する際には『自律と他律』、このどちらにも偏ることなく、
作品の質が常に自律と他律を行き交う(振り子)様に作品を詰めていかなければなりません


この建築塾では、第一、第二課題とある『ルール』(他律)に一度身を委ねて作品を創ることを
訓練してきました。その結果、クロは自分でも想像できない素晴らしい空間を創造する事が出来ました。
マリリンには、この塾で学んだことをもう一度振り返って欲しいと思います

また、あまり手が動いていないのも気になります、、
頭で考えてもダメな場合は、手を動かすことです。「よし!!おもいっきり失敗してやろう」という
意気込みの元、恐れずに勇敢に作品に立ち向かうことです!その結果、失敗してもいいのですから。


■モヒカン案
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・人体若しくは街中で発せられる、“音”を利用してナニカを表現する。

今週は音を振動に変換し、ある模様を形成する『装置』を作ってきました。
その装置はというと、、風呂桶にビニールの布をきつく緊張させ塩を撒きます。

そこに、声を発すると音によってビニールが振動し、不思議と撒いた砂がある模様を映し出します
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この現象には、その場にいた塾生皆驚きました

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また、様々音を与え、その音で様々模様ができる事もプレゼンしました


モヒカンは、音が作り出すある模様をつかって建築空間に何らかの影響を与える事が
できないかと考えているようです

塾長からは、
「視点は非常に面白い!!では、装置を通して出来た形を建築空間にどう翻訳させていくか
 考えていくこと。また、都市の音は基調音・標識音・信号音の3つがある。
 都市の音という表現だと曖昧なイメージになりそうだが、街に飛び交うある音と形を
 リンクさせることで、都市 の音を建築化した際により現実味がある。」

と指導が入りました。

このモヒカンの装置、非常に面白いです
案の原案としても、ワクワクしますのであとは、この種をどこまで栄養を与えて成長させるかは、
モヒカン次第です

モヒカンも同じく、PLAN(計画)→DO(実行)→SEE(検証)を行い、
この装置が作り出す模様を建築空間にどう置き換えるかを考えて行かなければなりません




塾も残り三週間になり、各人案がまとまってきました。しかしここで安心しては行けません
やることは山ほどありますので、案の種が大きな花が咲くように、手を抜くことなく、
成長させていって欲しいと思います


あと、今週の講義には見学に来られた方がいらっしゃいました
講義の前には、塾生がこれまで作ってきた作品や、実際に塾で学んでどう
モノ創りに対する考え方が変わってきたか、など実体験を元にアドバイスしていました
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この前田建築塾は、いつでも見学可能です!もし興味のある方は、お気軽に土曜日の講義に足を運んで下さい。
もちろん座学の講義だけではなく、楽しい宴にも参加可能です

皆さんこの前田建築塾で一緒に、建築とは?生きることは?
を学んでみてはいかがでしょうか


前田アトリエ
安齋寿雄



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第三課題エスキス−4

こんにちは。

11月にはいり、いよいよ本格的な冬の気配を感じる今日このごろです、、
皆さん、いかがお過ごしでしょうか

建築塾では、提出まで残り一ヶ月を切ったということも有り、塾生にも
焦りが見え始めて来ました

それでは、先週の前田建築塾の様子を報告致します

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今回は先週行われた建築論のお話をしたいと思います。

前回の建築論のお題は、ずばり『仏教的否定の論理』です。

皆さんは、「紙も雨も霧も土も全て同じである」という言葉の意味がわかりますか?
仏教的否定の論理では、この聞いて驚くことさえも許容してしまうのです

まず、東洋と西洋の否定のあり方について説明すると

東洋 : 非ず(あらず)
西洋 : not

となります

『非ず』と『not』この言葉の違いから説明します。

not」は、「そのまま ただ否定すること」を意味します
例えば、あるもの【それ】(=X)について考えるとき、「Xは木でない」,
という様に、それは現状の目の前の姿の「補集合」という考え方です
ですから、「Xは木でない」とは、「Xは木以外のすべてのものである可能性」(補集合)
があることになります。これはとてもわかりやすい普通の否定でしょう

一方これに対し、「非ず」は、
あるもの【それ】(=X)について考えるとき、「X」は「紙に非ず」、「雨に非ず」、
「霧に非ず」、「土に非ず」、、、といったようになります
ひとつの【それ】(=X)を説明するのに、非ず非ず非ず、、、と続いてゆくのです

とてもわかりにくい方法ですね

以下の図を使って説明しますと
スクリーン

今、【それ】(=紙)を構成していたC-H-O-Nの分子たちは、捨てられて土に還り
土を構成する役割にその役目を変えます。今迄、分子たちは皆で協力して「紙」を
構成したのですが、少したてば彼等は「土」を構成するように協力し合うということです
そして更に、その「土」を構成していた分子たちは、そこから蒸発して空気中に漂う水分、
つまり「霧」を構成する役割に変化してゆきます。
そして更に更に、それはより上空へ上がってゆき「雲」となり、
冷やされて「雨」となり、再び地表に落ちて「土」になり、
「土」から「木」の根に分子が入り込み、いつしか「木」はパルプを通して「紙」に戻ってくる
そういう世界の仕組みです

この様に私達の身の周りは分子の循環によって成り立っているのです。

東洋の「非ず非ず」の思想とは、この「循環のシステム」(働き)をそのまま言葉として呈示します。

つまり、【それ】(=紙)とは「紙でなく」、「土でなく」、「霧でなく」、「雲でなく」、、、
というふうに。因みに、この「働き」のことを「縁起」といってもよいのです。
何かが何かと縁を持つとはそんなことなのです

世界には確固とした「紙」という永遠普遍のものはない。
いつもすぐに何か他のものへ無常に移り変わってしまうものです。
そうした、世界の自称に確固とした実体が無いことを「」(クウ)ともいいます。

だから世界とは、成り代わり移り変わっていくものであり、生も死も、有と無も
すべては一枚布でつながっているのです。「紙が死ぬこと」は「土が産まれること」です
「紙」が「有る」とか「無い」とかは、こうした東洋の世界観ではどちらかに決定することはできません。
「紙」は「有る」と同時に「無い」という言い方なのです


ですから時々刻々と移り変わる世界を「動画」として捉える東洋の思想では、
その世界は一枚布でつながっているという論理の元

X=A(紙)
であり同時に
X=not A(雲)

であることさえも許容してしまうのです!
つまり、「紙は紙であり紙でない」ということです

それに対し西洋の思想では、物の実態を「静止画」として決定するので
A=Xである。以上となるのです。



こんな東洋の否定のあり方である「非ず」の思想の下、世界を観察しようとすれば、
世界がもっと豊かに見えてきますね

建築とは、世界を創っていくことであります。つまり頭で考えた「世界観」の中に
クライアントに住んでもらうことです。頭で考えた世界観を表現する上で、
あらゆる可能性をもった思想の元で建築を創造していけば、きっとより豊かな建築を
生み出すことが出来ると思います




また、第三課題の進捗ですが、塾生は悩んでいる時間が多くあまり手が動いておらず、
その進捗状況はよくありませんでした
しかし、決して諦める事無く真摯に自分の作品と向き合い提出ギリギリまで愛情を注ぎこんで
プレゼン日を迎えて欲しいと思います



あと、、皆様にご報告が有ります!
zakai_aka.png

建築塾で主催する『座会』の第三回目が開催されることとなりました!!
『座会』とは、前田紀貞アトリエが経営するバー「典座(TENZO)」に建築家や異分野の専門家を
定期的にお招きし、塾長・前田紀貞との対話を中心に行うトークセッションです

今回で、第三回目を迎える座会は、毎回多くの来場者で賑わい、これからの日本建築のあり方について、
あり料理ありのざっくばらんな雰囲気の中、建築家を交えて討論出来る、
貴重な場となっております


以下が概要になります!!


--------------【前田建築塾『座会』(其の参)開催概要】--------------------

■開催日時:平成25年12月8日(日) 18:00開宴(開場 17:00)

■ゲスト :保坂 猛 氏(保坂猛建築都市設計事務所 代表)

■テーマ :『建築(家)』は必要か?』

■詳 細 :『座会』やテーマについての詳細はweb上のポスター等を
      ご覧下さい(ポスターURL:http://p.tl/pHfB)。

■会 場 :Bar TENZO(典座)※前田アトリエが経営するバーです 
      東京都狛江市和泉本町1−9−5 グラスハウス1F(http://p.tl/DlDZ)

■参加費 :2,500円/人(ワンドリンク付き)※予約先着順です
      ※ドリンク2杯目以降及び軽食類はバー通常価格での
      ご提供となります。

■ご予約・お問い合わせ:
 ・ご予約の場合は参加者のお名前(グループでご参加の場合は全員分)
  及びEメールアドレス・電話番号(代表者様のみ)を記載したメール
  を下記連絡先までお送り下さい。折り返し、詳しいご案内をお送り
  いたします。
 ・なお、ご予約希望メールをお送り頂いてから3日以内に事務局から返信が
  ない場合、その他緊急のお問い合わせについては、前田紀貞アトリエ
  (03-3480-0064)まで直接お電話にてご連絡下さい(担当:安齋・松下)

■連絡先 :『座会』事務局 info.archihack@gmail.com

DSCN4978.jpg


DSCN5003.jpg
                                  ※写真は第一回目の座会の様子です
以上になります。


なお、詳細はアトリエホームページからも確認することが出来ます。



当日、皆様のお越しを心からお待ち申し上げます!!



前田紀貞アトリエ
安齋寿雄
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前田紀貞アトリエ建築塾9期生ブログです!

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